宮里 直樹(テノール)
東京都出身

幼少期よりヴァイオリニストの両親からヴァイオリンの手ほどきを受ける。
高校入学時に、市民オーケストラ団体のジュニアフィルハーモニックオーケストラに入団。高校三年生の夏に声楽に転向。
東京藝術大学声楽科入学、同大学首席卒業。
卒業時に大賀典雄賞、松田トシ賞、アカンサス賞、同声会賞受賞。
同大学大学院音楽研究科修士課程声楽(オペラ)専攻修了。

2014年度明治安田クオリティオブライフ文化財団の海外音楽研修生としてウィーンへ渡欧、ウィーン国立音楽大学オペラ科にて2年間学ぶ。2018年にはイタリア・ミラノに留学。

2015年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。
声楽を市村香枝、藤澤佑一、多田羅迪夫、ラルフ・デーリング、アルフレード・ブルクシュタッラーの各氏に師事。

これまでに、秋山和慶、小泉和裕、小林研一郎、尾高忠明など著名指揮者のもと、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団を始め国内主要オーケストラと共演。

オペラでは佐藤眞作曲コンサートオペラ《ディオニュゾス》初演にてキツを務める。《ドン・ジョヴァンニ》ドン・オッターヴィオ、《ラ・ボエーム》ロドルフォ、《トスカ》カヴァラドッシに出演。

ウィーン留学中に《ランスへの旅》リーベンスコフ伯爵、《ファルスタッフ》フェントン役に出演。

2016年4月藤原歌劇団公演オペラ《愛の妙薬》ネモリーノにて好評を得る。
2017年6月には日生劇場にて《ラ・ボエーム》ロドルフォ役でデビュー、8月には岩手県久慈市にあるアンバーホールで《椿姫》アルフレード役、10月に二期会公演《蝶々夫人》ピンカートン役で二期会デビューし大好評を博す。

コンサートではいずれもソリストとして、バッハ「マニフィカト」、「ロ短調ミサ」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「戴冠ミサ」、「ハ短調ミサ」、ハイドン「天地創造」、ベートーヴェン「第九」、メンデルスゾーン「聖パウロ」、交響曲第二番「讃歌」、ヴェルディ「レクイエム」、ロッシーニ「スターバト・マーテル」、ドヴォルザーク「スターバトマーテル」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」、マーラー交響曲第八番「千人の交響曲」等で活躍している。

2019年にはウィーン楽友協会や上海・北京に「第九」のソリストとして招聘を受けるなど、今後も国内外のコンサートに多数出演が決まっている、新進気鋭の若手テノール歌手である。

FM-NHK「リサイタル・ノヴァ」に出演。
第23回リッカルド・ザンドナーイコンコルソ第2位。
第48回日伊声楽コンコルソ第1位。五十嵐喜芳賞、歌曲賞受賞。
第10回東京音楽コンクール声楽部門 第2位(1位なし)。
同時に聴衆賞受賞。
第62回全日本学生音楽コンクール声楽部門大学一般の部全国大会第2位。
同時に横浜市民賞受賞。
その他受賞歴多数。
2011年外務省主催の天皇誕生日祝賀会にて国歌独唱。
二期会会員。